〈ブランド史上最強のガス圧 開栓時の音でも爽快感を感じられる設計〉
サントリー食品インターナショナルは、「サントリー 南アルプススパークリング」、「同 レモン」(500mlPET/税抜100円)を4月24日から全国で発売する。“自然とのふれあいによる人間性の回復”をテーマにアウトドアメーカーのスノーピークと取り組む、「山のむこう」プロジェクトの第1弾として共同開発したもの。

同製品は、「サントリー天然水」ブランド史上最強のガス圧で爽快な刺激を実現。新型ペットボトルを採用し、先端をシャープな形状にすることで従来品より飲用中の口の中に流れ込む量を増やし、炭酸の体感刺激の向上を図った。さらに、ペットボトルの口部とねじの構造を工夫し、キャップをひねって開けた時に「ポン」と音が鳴る仕組みにし、聴覚的にも爽快感を感じられる設計にしている。仕事や家事などで忙しく働く現代人に向け、手軽にストレス解消やリフレッシュできる飲料として提案する。

〈健康志向をベースに飲用者が拡大/無糖炭酸水の市場動向〉
無糖炭酸水の市場は、アサヒ飲料の「ウィルキンソン」を中心に、10年で7倍に拡大しており、清涼飲料の中で最も成長が著しい分野だ。

好調の要因は、健康志向をベースに飲用者が拡大していること。ストレス発散のアイテムとして、これまではタバコやアルコールなどが選ばれてきたが、現在は健康に留意する人が増え、無糖の炭酸水で気分の切り替えを行っていることなどがあるとみられる。

今春はコカ・コーラシステムが「ザ・タンサン」を投入したほか、天然炭酸水の「ゲロルシュタイナー」(ポッカサッポロ)も新キャンペーンを展開するなど、各社が注力している。

〈「人間性の回復」テーマに スノーピークと共同で取組み〉
なぜ、サントリー食品はスノーピークと共同開発に至ったのか。同社の沖中直人執行役員は、「忙しい現代人は、心と体のバランスが崩れた状態にある。“水と生きるSUNTORY”をコーポレートメッセージとする当社と、“人生に、野遊びを”を掲げるスノーピークは、事業分野は違えども、“人間性の回復に貢献する”という理念は共通している。新商品は、スノーピークとさまざまな取り組みを進めていくプロジェクトの第1弾だ」と話した。

両社は、「山のむこう」プロジェクトと題し、“自然とのふれあいによる人間性の回復”をテーマに、今後さまざまな活動に取り組んでいくという。

スノーピークの山井太社長は、「健全な地球環境がないとビジネスはできない。当社は自然というフィールドがあってこそ“野遊び”が成立するし、“水と生きるSUNTORY”のサントリー食品も地球規模の壮大なコーポレートメッセージをお持ちになっている。業種や規模は全く違うが、両社は根本的な理念が共通しており、今回のプロジェクトにつながった」と話す。今後は、東京・渋谷や二子玉川でのキャンピングオフィスサポートや、サントリー食品の水源地でのキャンプ場開発などの計画を進めていく考え。

〈2020年には「サントリー天然水」をナンバーワンブランドに〉
サントリー食品の「サントリー天然水」ブランドは、一昨年の販売量が1億ケースを突破し、昨年もさらに伸長した。大容量の2Lペットボトルの販売量が多かったが、最近ではフレーバーウォーターも含めて小容量の売り上げが拡大している状況にある。

沖中執行役員は、「2001年の“サントリー天然水”ブランドの販売量は1700万箱だったが、2012年には6200万箱となり、2017年には1億800万箱まで伸長し、コーヒーやお茶も含めたすべての飲料ブランドで第2位になった。2020年にはナンバーワンブランドを目指したい」と語った。

各社が強炭酸や刺激をテーマとした無糖炭酸水を次々と投入する中、同社は「南アルプススパークリング」で“心地よい、ストレスからの解放”を提案する。選択肢がさらに増えたことで、無糖炭酸水市場はさらに活性化しそうだ。
「サントリー天然水」ブランドの販売動向(サントリー食品)

「サントリー天然水」ブランドの販売動向(サントリー食品)

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