「黒ラベルの日」制定及びThe PERFECT BAR 2018オープン/サッポロビール

サッポロビール・髙島英也社長(左)、妻夫木聡さん(右)
〈TVCM「大人エレベーター」はプロボクサーの村田諒太さん出演〉
サッポロビールは29日、「4月1日黒ラベルの日制定」及び「The PERFECT BAR 2018」のオープンについての記者会見を開催した。

同商品は3年連続で前年売り上げを超え、また、商品発売から41周年を迎える。黒ラベルブランドの原点である「サッポロびん生」の誕生日である4月1日を「黒ラベルの日」に制定し、また、飲用体験機会を提供すべく29日から期間限定で「The PERFECT BAR 2018」をオープンした。

また、同商品のTVCMである「大人エレベーター」シリーズの新作も発表。今回は同TVCMに2010年から出演している俳優の妻夫木聡さんに加え、プロボクサーの村田諒太さんが出演。記者会見に出席した妻夫木さんは「村田さんは質問に対する回答も非常に早く、知的でフランクな方という印象。自分の考えをしっかりと持っている“大人”だなと思った」と村田さんの印象を語り、自らがTVCMに出演する「黒ラベル」については「日本全国津々浦々で愛されている商品。今年は41周年ということだが、発売50周年、100周年を迎えられるように微力ながら応援させて頂きたい」と語った。

同じくイベントに出席した同社の髙島英也社長は「黒ラベルの日」制定の意義やブランドの動向、展開について話した。

〈成長を約束する意味で記念日制定〉
髙島社長
=前身である「サッポロびん生」が41年前に発売。「本当においしい生ビールを多くの方に味わっていただきたい」と言う想いで開発された商品で、その想いは今でも変わらない。

今年で発売41周年を迎えるロングセラー商品だが、2015年夏ごろから好調が続いており、15年は前年比108%、16年は117%、17年は113%と良い結果を残し続けてきている。本年も出荷ベースでは113%強で推移しており、依然として好調な状態は続いている。

その要因としては、「黒ラベル」のブランドがしっかりとユーザーに浸透し続けている為と考えている。本年もさらに、ユーザーの皆様方にこれまでPR してきた黒ラベルの世界観に磨きをかけてお伝えしていくと同時に、体験する場をしっかり提供していくつもりだ。

具体的な施策としては、まず「サッポロびん生」の発売日である4月1日を「黒ラベルの日」として制定。「黒ラベル」と言う名前は「サッポロびん生」に対しファンが名付けた愛称が発展し、現在では正式な商品名となっている。名付け親でもあるファンの皆様への感謝を示すとともに、今後も愛されるブランドとして成長し続けることを約束するという意味で制定に至った。

〈ブランド体験の機会を積極的に提供〉
昨今、体験に基づく情報が新規ユーザーを引き寄せているということがよく観察されるようになった。そこにはリアルな体験こそ大切となってくるため、継続して行っている「黒ラベル」のブランド体験企画をさらに進化させていく。29日から4月1日まで東京ミッドタウン内にて展開される「The PERFECT BAR」を皮切りに東京と大阪で「The PERFECT BEER GARDEN」を実施。そして七夕の時期に合わせて「ThePERFECT DAYS」を全国複数都市で開催する。また、本年からは新しい接点として「The PERFECTSTER WAGON」を開催。同イベントで「黒ラベル」ブランドが浸透しきっていない九州、西日本7カ所で展開し、しっかりとブランドの認知度を高めファンを作っていきたい。

昨年発売40周年記念の企画として行った「ビヤグラスプレゼントキャンペーン」は今年も実施。昨年は56万口の応募があり大好評の企画となったが、今年は41年目と言うことで昨年比1種類増の41種のグラスが当たるキャンペーンを展開。41種類それぞれが個性的なグラスであり、皆様だけの特別な黒ラベルを体験してもらいたい。なお、開催中の「The PERFECT BAR」ではこれらのグラスを先行体験することもできるので、是非とも来場して頂きたい。

〈酒類飲料日報 2018年3月30日付より〉

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