〈清涼感&とろける食感を両立〉
オハヨー乳業は、今年3月投入の本格デザート「焼スイーツ」シリーズから「夏限定チョコミント」(プリン)を7月10日、全国で発売した。洋生菓子、100g、税別145円。プリンでチョコミントのフレーバーは極めて珍しく、本格デザートでどのような味わいに仕上げたのか、同業他社や小売業なども高い関心を寄せている。

「焼スイーツ夏限定チョコミント」は、ベルギー産チョコレートを使用したチョコソースを混ぜ込み、自社の直火オーブンでじっくりと焼き上げた本格的な濃厚チョコデザート(プリン)で、ミントの爽やかな清涼感と、濃厚でとろける食感の両立、この難しい味わいを実現したのがポイント。

〈根底に技術の蓄積 ヒット商品「焼プリンカスタード」は13年がかりで開発〉
同社は1992年3月、日本で初めて「こんがりとした焼き目のついた焼プリン」を発売し、構想から発売まで13年かけた「焼プリンカスタード」は大ヒット。自社工場で丁寧に焼き上げるプリンづくりには定評があり、この技術の蓄積が今回のデザート作りの根底にある。

過去には「究極焼プリン」も発売し、味の評価は高かったものの、1品だったこともあり売り場での訴求力が弱く終売した経緯も。このため「焼スイーツ」はほぼ同じタイミングで3品を一気に投入、登場感・存在感を市場にアピールし、春はコンビニでの取扱率も高く、トライアル購入を大きく取り込むことに成功した。

もともと焼プリンの味に対する評価は高いことから、トライアル購入からリピート購入に広がりつつあり、この流れの中での「夏限定チョコミント」の投入は、流通側の期待値も高い。

同社では「焼スイーツシリーズを、オーブン技術の強みを発揮した新しいデザートとして育成する」(デザート企画課)としており、18年度は市場への完全定着を果たす構え。

なお、乳業メーカーなどが製造する量産型のチルドデザートは、発売のタイミングや単品展開による店頭訴求力の弱さなどで、味の評価は高くても店頭回転率が伴わず売り場から外され、やむなく終売するケースも多い。今回の「焼スイーツ」が、春からの販売好調のままチョコミントプリンの投入で話題化し、さらなるトライアル購入獲得につながり、柱ブランドへ成長していくか注目だ。

〈食品産業新聞 2018年7月2日付より、一部改稿〉

【関連記事】
・チョコミント需要拡大で各社新商品を展開 背景に“チョコミン党”の発信力とTVの影響
・“ガリガリ君リッチチョコミント” カップアイスのチョコミント好調を背景に開発/赤城乳業
・“夏向き”ミント味スイーツ「パキーラチョコミント味」と「もちもちショコラチョコミント味」/ブルボン
・上島珈琲店の夏メニュー “ミントでさっぱり”ノンアルカクテル「コーヒーモヒート」など冷たい3品展開
・“売れすぎ”で販売休止のアイスクリーム「ブリュレ」、販売再開/オハヨー乳業
・ファミマ限定「食べる牧場ミルク」などヒット 男性が支えるコンビニアイス市場