米粉を原料としたパスタ、ラーメン、うどんなどを「グルテンフリーめん」として展開している。

27品目のアレルギー物質を使用しておらず、グルテンを一切含んでいない。国内はもちろん、グルテンアレルギー問題が深刻なアメリカ市場で特に注目されている。2015年GFCO認証取得(アメリカグルテンフリー協会)、2015年グルテンフリーマイスター商標登録(日本及び米国)、2015年グルテンフリー製造に関する特許出願(米国)、2016年ハラール認証取得と準備を進め、Amazon USA での販売がスタートすると、2015年・2016年の2年連続グルテンフリーヌードル部門検索ランキング1位を獲得した。

目指したのは小麦アレルギー以外の人にとってもおいしいめんだ。小麦のめんと遜色の無いよう、米粉の品質、粒度、添加物などにこだわり、工夫をこらしている。今後はアメリカ現地での製造(OEM)もスタートし、拡販に力を入れていく。
小林生麺 取締役社長 小林宏規氏

小林生麺 取締役社長 小林宏規氏

〈小麦粉アレルギーの友人の言葉〉

今から13年ほど前、先代の社長が小麦粉アレルギーの友人の言葉をきっかけに、米粉を原料にした麺の開発に取り組んだことがはじまり。7~8年前にJETROの紹介でニューヨークの展示会に出展したのが海外進出のきっかけだった。当時はまだ「グルテンフリー」という単語を知らず、展示会1日目に「この商品はグルテンフリーなのか?」と聞かれても意味が分からなかった。その夜、グルテンフリーという単語を調べ、翌日から展示会場で「グルテンフリー」と掲げると、会場で一番長い行列ができ、需要と関心の高さを実感した。

「米粉のうどん」として出していた商品だが、需要があるのならばアメリカで展開すればおもしろいのではないか、と考えた。パッケージをアメリカ向けに変えて、アメリカ市場に向けた商品にした。最初は相手にされなかったが、じょじょに取引が増えていった。取引の実績を示して商社にアピールして、本格的なアメリカ市場での取り扱いが始まった。

展示会に出展すると大手の小売店などから声がかかるが、求められる量が半端な量ではなく、とても製造が追いつかない。取りこぼしがあってはもったいない、ということで、商標登録をし、ライセンスを取り、アメリカ国内の製麺業者に製麺してもらい、販売することになった。この秋には準備が整い、本格的な発売が始まる。

〈食品産業新聞2017年12月4日付より〉