食品産業技術功労賞 受賞歴

マーケティング部門

優れたマーケティング技術・手法により、国産・輸入商品・技術を普及し、
我が国の食生活の向上と食品産業の発展に寄与した企業、または個人、団体。(商品パッケージや紹介内容は原則、受賞当時のもの)

202454

  • SNS投稿きっかけにリニューアル「ギョーザ」

    味の素冷凍食品株式会社

    「味の素の冷凍ギョーザがフライパンに張り付いた」というSNS投稿を受け、全国からギョーザが張り付いてしまうフライパンを募集し、研究・開発を重ねた。2024年春に“史上最高キレイに焼ける!”ギョーザへリニューアル。

  • 世代を超えて愛され60周年「ワンカップ大関」

    大関株式会社

    同品は2024年に発売60周年を迎えた。1964年に「いつでもどこでも飲める」をコンセプトに開発された小容量清酒の先駆け的存在。市場の変化に対応し、カップ酒のアイコンとして不動の地位を占めている。

  • ドリップコーヒー市場を創造した「モンカフェ」40周年

    片岡物産株式会社

    同品は1杯抽出型ドリップコーヒーとして1984年に誕生し、2024年に発売40周年を迎えた。発売当時から「ハンドドリップに忠実なフィルターが浸からない構造」にこだわり、雑味のないすっきりとした味わいを実現。

  • 「冷凍うどん」発売50周年

    テーブルマーク株式会社

    同社は冷凍うどんのパイオニアであり、旧加ト吉の時代からトップメーカーとして市場をけん引してきた。現在の年間生産量は6億食を超える。電子レンジ調理の訴求、アレンジレシピの紹介など啓発活動にも長年注力する。

  • 「うどんスープ」60周年

    ヒガシマル醤油株式会社

    同品は個包装・粉末のうどんつゆとして1964年に発売。淡口しょうゆの特長を生かした味わいと、さまざまなメニューに使える汎用性や簡便性が支持され、関西を中心に不動の人気を誇る。現在は年間2億食以上に成長。

  • 介護施設で導入進む「吉野家牛丼レクリエーション」

    株式会社吉野家

    「吉野家の牛丼レクリエーション」とは、施設利用者が楽しく介護スタッフとともに調理を行い、吉野家の牛丼を食べる取り組み。2017年度から全国累計1万以上の病院・施設で実施している。

202353

  • 現地社員も交え地元密着で開発「ちょっと贅沢な珈琲店®」地元ブレンドシリーズ

    味の素AGF株式会社

    エリアごとの嗜好や特性に合わせて商品開発。地域別の嗜好を訴求することで各地のコーヒー売り場を活性化している。2018年から九州を皮切りにレギュラーコーヒーを展開。2023年からスティックも発売した。

  • 焼肉のたれを代表し進化続ける、「黄金の味」発売45周年

    エバラ食品工業株式会社

    1978年の発売以来、家庭の焼肉文化を支える。3種のフルーツをベースにスパイス等を加えた独自のおいしさが特徴。「焼肉開きの日」の制定や「親子バーベキュー大会」など、焼肉需要を盛り上げる活動を行う。

  • 野菜で驚きのあるプラントベースフードを追求「PBF事業の展開」

    カゴメ株式会社

    野菜の知見を生かした新しい食の選択肢として、PBF商品を家庭用・業務用・通販で展開。「Ever Egg」(エバーエッグ)「SOVE」(ソブ)などを発売している。インバウンド需要や食制限のある人にも支持されている。

  • 全国各支店でメニューを開発、「ご当地ペイザンヌサラダ」

    キユーピー株式会社

    フランス伝統の田舎風サラダ「ペイザンヌサラダ」を広くアピールし、サラダメニューの間口を広げた。全国47都道府県でご当地レシピを作成し、顧客参加型キャンペーン施策などと合わせて高い関心を集めた。

  • 「チャミスル」による若年層・女性層需要喚起

    眞露株式会社

    韓国発の焼酎ブランド「チャミスル」は、幅広いラインアップもあり、若年層・女性層の支持を拡大している。韓国ドラマによる認知向上も追い風に、3年間で売上は約10倍になり、RTD市場を活性化している。

  • 「速筋タンパク」によるスケソウダラタンパク質訴求

    日本水産株式会社
    (現株式会社ニッスイ)

    スケソウダラの俊敏な動きの源となる瞬発力を発揮する「速筋」に着目し、「速筋タンパク」商品群を展開。ちくわフィッシュソーセージといった家庭用だけでなく、業務用冷凍食品も含め幅広くラインアップしている。

  • 「フローズンアワード」企画による市場活性化

    株式会社日本アクセス

    冷凍食品・アイスの人気ナンバーワンを決める投票企画を軸にしたイベント。2022年の第10回では、投票総数266万票を集めた。同年は、冷凍食品・アイスクリーム食べ放題の「チン!するレストラン」も実施した。

202252

  • 「アサヒ生ビール」を第2の柱に、家庭用市場で復活支持

    アサヒビール株式会社

    1986年発売の「アサヒ生ビール(通称マルエフ)」を家庭用市場に再投入。まろやかな旨みと懐かしさが幅広い層に支持され、復活初年度で販売目標を大幅に超過。黒生との併売によりシリーズ価値も向上させた。

  • 旬や産地の味を家庭で楽しめる「凍眠市場」

    伊藤忠食品株式会社

    短時間で凍結する技術「凍眠」を活用し、鮮魚や果物などを家庭向け冷凍食品として展開。食材本来の味や鮮度を保ち、産地支援や販路拡大にも貢献。地方創生と冷凍食品市場の新たな価値を生み出した。

  • 「にんにく背脂」で家庭のラーメンに外食店の味を

    エスビー食品株式会社

    ラーメン店で人気の“背脂マシマシ”の味わいを家庭で再現できる調味料を開発。ザクザクとした食感と濃厚なコクが特徴で、SNSなどでも話題化。家庭ラーメンの新たな楽しみ方を提案し市場を活性化した。

  • “おしゃれでかわいい”「ピュレグミ」で新需要創出

    カンロ株式会社

    果実感と酸味、かわいらしいハート形状で20~30代女性に人気の「ピュレグミ」。SNS施策や限定パッケージ展開を通じ、累計販売数は10億袋超。グミ市場を牽引する存在として、ブランド価値を築いている。

  • 天然由来甘味料「ラカントS 顆粒」、丁寧なプロモーションで支持拡大

    サラヤ株式会社

    植物由来のカロリーゼロ甘味料「ラカントS」。医療機関や管理栄養士と連携した啓発活動やSNSを通じた情報発信により信頼を獲得。糖質制限市場の拡大に対応し、健康志向の高まりとともに販路拡大が進む。

  • 少量×高満足、爽やか信州軽井沢シリーズ「ツインパック」

    信州ハム株式会社

    異なる味のウインナーを1パックにしたツインパック商品を展開。少量で食べ比べができ、保存性にも優れる仕様。家飲み需要の高まりや少人数世帯への訴求が奏功し、売上は前年比で2ケタ増と好調な推移を示した。

  • 食用油に“味つけ”提案、オイルの新カテゴリー創出

    日清オイリオグループ株式会社

    料理の仕上げに使える「やみつきオイル」シリーズを展開。“旨辛系”など多様な味で提案し、油を「味つけ」の新たな選択肢として訴求。調味料としての油の可能性を広げ、家庭での利用シーンを拡大している。

  • 「フィッシュソーセージ」発売70周年 改良を重ね進化

    株式会社ニッスイ

    1952年にフィッシュソーセージの本格生産を開始し、社会や生活の変化に合わせて改良を加え、長年業界をリードした。2003年から卵不使用の「たまごフリー」を発売。2022年は各種キャンペーンやSNSで人気料理家のレシピ企画などを実施。

  • 新しいジャンル「さけるチーズ」を開拓

    雪印メグミルク株式会社

    1980年に発売され、それまでなかった「手でさいて食べるチーズ」という新ジャンルを築いた。課題だったユーザーの間口拡大に向け、1992年からテレビCMを開始し、その後は商品名変更、パッケージ改良、フレーバー拡充で認知を高めた。

  • Q・B・Bベビーチーズ50周年で多彩なマーケ展開

    六甲バター株式会社

    ナチュラルチーズをベースにしたデザート感覚のチーズを提案。フレーバーや期間限定品を充実させ、間食やスイーツの代替として人気を獲得。売場提案やSNS活用も強化し、新たなチーズの食シーンを広げている。

202151

  • 「スマートドリンキング」の提唱・推進

    アサヒビール株式会社

    アサヒビールは、飲む人・飲まない人・飲める人・飲めない人など、さまざまな状況や場面に対応する「スマートドリンキング」を提唱。商品はアルコール度数0.5%の微アル「ビアリー」を発売し選択肢を増やしている。

  • 冷凍シュウマイ市場の活性化を主導

    味の素冷凍食品株式会社

    冷凍シュウマイ市場のトップ企業として、日本シュウマイ協会や飲茶専門店を巻き込んで「シュウマイムーブメントプロジェクト」を立ち上げた。オンラインイベントを実施し、店頭販促を連動させ市場活性化につなげた。

  • パスタ市場に「早ゆでスパゲティ」ジャンル創出

    株式会社日清ウェルナ
    (旧:日清フーズ株式会社)

    高単価ながら時短ニーズを捉え、スパゲティ市場に「早ゆで」カテゴリーを創出、確立した。ゆで時間は通常のスパゲティ太さ1.6㎜の7分に対し、早ゆでスパゲティ1.6㎜は3分と半分以下に短縮することに成功している。

  • 社会課題 たんぱく質不足に「TANPACT」を展開

    株式会社明治

    たんぱく質不足という社会課題に向け、乳たんぱく質を高めた乳製品「TANPACT」を展開。乳製品、菓子、冷凍食品など異例の全社横断プロジェクトでスタートし、他社とも連携し食品カテゴリーを拡充。普及を目指している。

202050

  • 「やわらか若鶏から揚げ」のアレルギー対応、従来の味は維持

    味の素冷凍食品株式会社

    小麦・乳・卵を使わず、米粉衣や二段仕込み製法を取り入れ、より香ばしくジューシーに、大振りサイズで仕上げた。アレルギー対応でも従来の味を維持する。アレルギーの子どもを持つ母親とのネットワーク作りも進めている。

  • 「赤缶カレー粉」70周年の展開、伝統製法と提案力で支持拡大

    エスビー食品株式会社

    1950年発売の「赤缶カレー粉」は、日本のカレー文化をけん引する存在。20年に発売70周年を迎えた。三十数種のスパイスとハーブを調合し、焙煎・熟成は独自製法を守ってきた。近年はレシピ紹介などでシーンを広げている。

  • おつまみ缶詰創出10年、缶詰の常識を変えた「缶つま」

    国分グループ本社株式会社

    酒に合う素材を各地から厳選し、高品質な製法で仕上げたおつまみ缶詰。130種以上を展開し累計4000万缶を突破。グループ力を生かして未開拓売場へ進出し、若年層の新規獲得にも成功。10周年でパッケージを一新した。

  • 「青の洞窟」、各種プロモーションでブランド想起率7割超

    日清フーズ株式会社

    「青の洞窟」はパスタ・パスタソースを軸に家庭で本場のイタリアの味わいが楽しめるブランド。製品を拡充し、冷凍パスタやショートパスタも展開する。品質や形状にもこだわり、日本の家庭にイタリアンを浸透させている。

  • 匠の技術を結集、競争力ある畜肉製品を提供

    株式会社ミートワン

    参画企業の技術を融合し、安全・安心で競争力のある畜産加工品を開発。原料調達から加工・販売・物流を網羅している。簡便調理をキーワードに市販用も注力し、同社監修の「肉一番」シリーズやミールキットなども展開する。

  • ラム肉PR大使「ラムバサダー」通じラム肉の魅力を発信

    MLA豪州食肉家畜生産者事業団

    「ラムバサダー」は、シェフや料理研究家、ソムリエなど食の専門家がラム肉の魅力を伝えるプロジェクト。小売や外食向けに販促支援を行い、全国の店舗でラム肉の取り扱いが拡大。イベントや料理教室を通じ文化定着を図る。

201949

  • 「総菜総選挙」を通じスーパーの来店を楽しくする

    サミット株式会社

    選挙ポスターのようなスタイルで、各部門担当者が開発したメニューをチラシで訴求する。店頭の売り上げで優勝したメニューの期間限定セールをチラシで再訴求。企画に連続性を持たせ、顧客の来店頻度を高めてきた。

  • 「ハンバーグブーム」を支える

    スターゼン株式会社

    小売や外食における人手不足に対応し、店舗バックヤードで加工の手間を減らす焼き目の入った焼成ハンバーグなどを製造。2018年9月、福島県本宮市に新工場を竣工し、ハンバーグの年間製造能力は1.1万トン超となった。

  • フランスパン専用粉「リスドオル」発売50周年

    日清製粉株式会社

    フランスパンが日本で作られ始めた当時、日本の小麦粉ではパリッとしたクラスト(表面)と不規則な気泡(内層)を作ることは難しかった。社外関係者の指導・協力のもと、幾度となく小麦粉を試作し、1969年に完成した。

  • 「大きな大きな焼きおにぎり」30周年と新展開

    日本水産株式会社

    冷凍おにぎり売り上げ1位、家庭用冷凍食品を代表する商品として長年市場をけん引してきた。女性の朝食シーンに向け、もち麦や雑穀入りの新商品を投入。メニューのバラエティ化で新規顧客拡大と需要開拓をめざす。

  • 「シャウエッセン」ブランド拡大の施策

    日本ハム株式会社

    発売35年目の記念商品として、初のフレーバーアイテムを春夏・秋冬限定で発売し、好評を得た。時短ニーズの高まりに応えて電子レンジ調理を解禁し、ウェブ動画の配信などを通してブランドの価値を訴求している。

  • ラグビーワールド杯を核としたハイネケンのマーケ展開

    ハイネケン・キリン株式会社/
    キリンビール株式会社

    日本初開催のラグビーワールドカップ(RWD)期間中、ビール消費全体を盛り上げる最大の功績者となった。会場12都市周辺エリアをはじめ、量販店・飲料店でRWDと連動した幅広いプロモーションを展開した。

  • 「宝笠印(たからがさじるし)」のブランド戦略

    株式会社増田製粉所

    発売112年目を迎えた菓子用小麦粉だ。「古くて新しい。」をスローガンに、SNSやブランドサイトなどで情報を発信するとともに、兵庫県産や北海道産など、産地にこだわった商品を発売し、多様なニーズに対応する。

  • カリフラワーライスの先駆け「カリフラ」

    ライフフーズ株式会社

    カリフラワーを細かく刻んだダイエット食が欧米で定着している。米を主食とする日本では、代替品として欧米以上に市場性が見込めると考え、商品化した。カレーライスや海苔巻きなどのメニューを提案し、認知を拡大。

  • 「雪見だいふく」夏も楽しめる冷涼な和菓子へ進化

    株式会社ロッテ

    2018年から通年化し、季節を問わず幅広い世代に食べてもらうブランドへ舵を切った。夏に食べたくなるネーミング、ポスター、食べるタイミングを消費者から募るプロモーションで、秋冬イメージからの脱出を図った。

201848

  • SPICE&HERBシーズニング中心に市場を確立

    エスビー食品株式会社

    小袋ピロー包装を採用し、2010年の発売翌年から販促什器による売り場展開を開始。エンドなどのスペースを有効に活用できる什器を開発し、全国の量販店へ導入することにより、シーズニングの拡売に大きく貢献した。

  • ドレッシング60周年でのプロモーション活動

    キユーピー株式会社

    1958年に日本で初めてドレッシングを発売。60周年を機にプロモーション活動を強化するとともに、容量ラインアップを変更するなど全面リニューアルを行った。新容器はプラスチック製で軽量、振りやすい等の特徴がある。

  • 「ファッションデリカフーズ」でFDF市場シェア40%超

    ケンコーマヨネーズ株式会社

    15日~60日保存可能な調理済み加工食品として展開するロングライフサラダ。人手不足が課題となる外食中食業界で、手作りにまけないおいしさ、袋から出してすぐに使える調理の簡便性、保存性の高さが支持されている。

  • 日本ワインの販路を全国へ広げる「JWINE」

    国分グループ本社株式会社

    2013年に国産ぶどう100%の日本ワインブランドとして創設。造り手とともに日本ワインを盛り上げ、全国に販路を広げる取り組み。全国流通8社、エリア流通5社の13社でスタートした。15ワイナリーと連携、支援している。

  • 家庭用フレーバーオイルの展開

    株式会社J―オイルミルズ

    家庭用油市場で食用油の「調味料化」が進むなか、業務用商品で培ったノウハウと、食用油の機能性に関する技術をつぎ込んだ家庭用フレーバーオイルを展開。洋風や中華メニュー用のフレーバーオイルも充実している。

  • 初の直営外食店舗「SABAR+」

    株式会社神明

    鯖加工食品の製品販売、外食店舗「SABAR」を展開する鯖やと業務提携し、最大手米殻卸の神明が「鯖と米のコラボ」をテーマに出店した。農業生産法人や物流業者をはじめとする買収により結実、還元させた取り組みだ。

  • 健康ブランド「からだシフト」シリーズ

    三菱食品株式会社

    糖質コントロールシリーズとして麺類やレトルト食品、ミックス粉、ジャム、パン粉、スープなどのオリジナル商品を発売。幅広いカテゴリーで統一パッケージを展開し、「面」で売り場をつくり、市場拡大を後押しする。

  • 「シャルロッテ」史上初の大規模リブランディング

    株式会社ロッテ

    働く女性の日常に寄り添うブランドとして刷新。独自技術による繊細なチョコレートの味わいと、欧州の老舗チョコレート店をイメージしたパッケージや世界観が支持される。2017年度の売上実績は前年比約230%を記録。

201747

  • あずきを軸に多彩な商品を展開

    井村屋グループ株式会社

    創業の品「山田膳流しようかん」をはじめ、伝統素材のあずきを使い、時代に即した製品を世に送り出してきた。近年は栄養成分を最大限活かす製法・製品として、煮小豆やゆであずきを開発。SNS運用にも力を注ぐ。

  • 「本生」30周年、チューブ入り香辛料市場をけん引

    エスビー食品株式会社

    素材本来の"生"にこだわり、品質・デザインの向上に取り組み続け、チューブ入り香辛料の間口を広げてきた。特に「本生 本わさび」の香りにこだわり、その成分は生鮮のわさびと非常に近いバランスとなっている。

  • ご当地メニューをフリーズドライ製法のスープに

    国分グループ本社株式会社

    国分の創業300周年を記念した新ブランド「tabeteゆかりの」が2012年に誕生した。「旅」をコンセプトに、発売当初は北海道、青森など10品からスタートし、その後順次アイテムを追加、17年2月に47都道府県を完遂した。

  • 焼酎甲類5品で市場活性化に貢献

    宝酒造株式会社

    2016年から17年にかけて焼酎甲類5品を新たに発売した。商品の特性上、差別化が図りづらいカテゴリーだが、「桜樽貯蔵熟成酒」と「桜葉」を使った「宝焼酎NIPPON」など個性的な商品をそろえ、市場を盛り上げている。

  • 「オメガバランスミート」で食肉の健康価値を創造

    株式会社ニチレイフィッシュ

    10年以上の歳月をかけて開発した新しいコンセプトのブランドミート。α-リノレン酸が豊富なアマニ由来成分を含む配合飼料を牛や鶏に与えることで、肉に含まれるオメガ3系脂肪酸の割合を高めることができた。

  • 大麦の普及・消費拡大に取り組む

    株式会社はくばく

    大麦製品のトップメーカーとして「いつでもどこでも大麦・雑穀」を掲げて販促策を展開。パックご飯、レトルト大麦、業務用冷凍大麦等、食シーンを広げる新商品を発売した。大麦食品推進協議会の中核メンバーも担う。

  • 即席麺市場において低糖質麺を普及

    明星食品株式会社

    即席麺市場初の低糖質カップ麺を発売した。小麦粉と難消化性でんぷんをブレンドすることで、小麦粉由来の麺のおいしさを保ちながら糖質50%オフを実現。店頭販促や品質アップにも取り組み、市場定着を進めている。

  • 「6Pチーズ」の新たな食べ方提案で若年層の関心掴む

    雪印メグミルク株式会社

    6Pチーズの販促策として、食材でデコレーションする「つくロッピー」を2016年3月、焼いて海苔などを巻いて食べる「焼きロッピー」を同11月に実施。チーズ売り場の活性化と若年層ファミリーの取り込みにつながった。

201646

PICK UP ゴールデンカレー50周年を記念した展開 エスビー食品株式会社

2016年に発売50周年を迎えた「ゴールデンカレー」は、35種のスパイス&ハーブを使った“香り高い本格的なカレー”として親しまれている。
2015年に発売した「プレミアムゴールデンカレー中辛」(160g)は、クミンやコリアンダーなど香り系スパイスの構成量を高め、同品専用の純カレーを使用。香りや風味を油に移すスタータースパイス手法を応用するなど工夫を凝らし、特別感のある上質な香りに仕上げた。
また2016年は「ゴールデンカレー」シリーズ全品をリフレッシュ。なかでも甘口は、クローブやシナモン等をベースに甘い風味のスパイスを使うことで、大人でも満足できる味わいとし、家族需要を拡大した。また、中辛は焙煎スパイスやハーブペーストを用いて香り立ちを強化。辛口は焙煎した唐辛子とブラックペッパーで重厚な辛さを表現している。
さらに、初の「ゴールデンカレーレトルト」(中辛、辛口・各200g)の発売で個食対応を強化するなど、時代の変化に合わせ、「ゴールデンカレー」は進化し続ける。

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  • 「47都道府県の一番搾り」を共創

    キリンビール株式会社

    全国9工場の工場長と全国の支社長が、地域の食・文化・情報などに精通する人と商品コンセプトを共創した。人気タレント「嵐」を起用した47種のCMを展開するなど“地域密着型”のプロモーションが好評を得た。

  • 「シュガーミート」の無駄のない販売システム

    株式会社シュガーレディ本社
    (現 株式会社SL Creations)

    年間契約により出荷価格が事前に確定し、生産計画が立てやすくなる仕組み。これにより、抗生物質と遺伝子組み換え飼料を使わずに、安全性の高い畜産物を生産・販売している。

  • 0.5合を最短10分で炊飯可能な「10分ごはん」

    株式会社神明

    高速小型炊飯器「poddi(ポッディ)」と「あかふじソフトスチーム米」を組み合わせ、0.5合を最短10分で炊飯可能にした。洗米も浸漬も必要なく、精米と水を「poddi」に入れてスイッチを押すだけで炊飯できる。

  • アクティブシニア世代をターゲットに開発

    日清食品株式会社

    カップ麺のメインユーザーである30~50代の男性以外の需要を開拓すべく、アクティブシニア世代をターゲットに「カップヌードルリッチ」を開発した。価格はレギュラー品より50円高く設定し、メインユーザーより上の世代を中心に購買を広げた。

  • 「無塩せきウインナーアンティエ」で複数フレーバーを展開

    日本ハム株式会社

    発色剤を使わずに仕上げた無塩せきウインナーで、肉のうまみとハーブ&スパイスの豊かな香りが味わえる。複数フレーバーを展開し、メインユーザーの50~60歳代だけでなく、幅広い年齢層の取り込みをめざす。

  • 手軽さと味わい、自由な食べ方が魅力の「ネオバターロール」

    フジパン株式会社

    マーガリン入りテーブルロールの代名詞的存在で、手軽さが魅力の一つだ。マーガリンの量、四季に合わせた融点の調節により、おいしく食べられる。焼いてもおいしく、手軽にアレンジできる点も支持されている。

  • “フタピタ機能”を追加した「サラダにちょうどいいね。」

    プリマハム株式会社

    パッケージをリシールでき保管に便利な「フタピタ機能」を付加し、販売数量が前年比で70%以上増加した。パッケージを開封した後、ラップで包んだり、保存容器を用意したりするのが面倒という消費者の声に応えた。

201545

PICK UP 「のりたま55周年を記念した展開」 丸美屋食品工業株式会社

1960年発売の「のりたま」は、当時、高級品だった「海苔」と「たまご」を家庭でも手軽に食べられるようなふりかけとして開発したもの。最大のこだわりは、海苔とたまごの比率だ。独自製法により素材ごとに加工を施し、素材の味を引き出すとともに食感を高めている。また、ごはんにかけたときに食欲が増すよう、見た目のバランスにも配慮。
発売55周年を記念し、2015年は「思い出ののりたま 8袋入」「のりたま&今だけバラエティー」を投入。合わせてテレビCMや消費者キャンペーン等を実施し、過去最高の売り上げを達成する見通し。
現在「のりたま」は、60代後半の団塊世代から40代前半の団塊ジュニア、その子ども世代と幅広い層に親しまれている。そこで、「思い出ののりたま」の中には、初代ファンには懐かしい「エイトマン」シール(10種)を封入。また、歴代パッケージを小袋にデザインし、裏面には当時の「のりたま」話や出来事を紹介することで、親子3世代で楽しめる設計とした。

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  • チリワイン「アルパカ」が好調

    アサヒビール株式会社

    金色のアルパカがモチーフの親しみやすいラベルデザインとネーミングで、手頃な価格のデイリーワインとしてリピーターを獲得した。チリの輸入ワイン通関実績の急拡大をけん引し、フランスを抜いて1位となった。

  • 鮮度感のあるパッケージで売り場を広げる

    伊藤ハム株式会社

    惣菜コーナーのチャンスロス削減に繋がる商品を目指し、「お肉屋さんの惣菜」シリーズを開発した。店内でトレイパックしたような鮮度感のあるパッケージで、ハム・ソーセージコーナーだけでなくミートデリカコーナーでも違和感無く展開できる。

  • 機能系ビール類のトップランナー、市場拡大に貢献

    キリンビール株式会社

    「淡麗グリーンラベル」「淡麗プラチナダブル」のほか、プリン体・糖質ゼロに加えカロリーオフの機能を持った世界初の商品「のどごしオールライト」の3品を揃え、機能系ジャンルのトップランナーとなっている。

  • 業務用で画期的なキャラクター販促を実施

    株式会社極洋

    「だんどり上手」シリーズは骨なし魚を中心とした業務用のシリーズ品で、業務用商品としては珍しくキャラクターを前面に出したプロモーションを実施。差別化が難しい骨なし魚カテゴリーにおいて、同シリーズを拡販の起爆剤とすることに成功した。

  • 無塩せきハム・ソーセージの「グリーンマーク」シリーズ

    信州ハム株式会社

    化学合成添加物を使わない無塩せき商品として1975年に発売。当時は添加物を使ったハム・ソーセージが主流だったが、他のメーカーに先駆けて「食の安全・安心」に取り組み、同社のヒット&ロングセラー品となった。

  • 各種キャンペーンがチルド麺市場の活性化に寄与

    東洋水産株式会社

    前期からチルド麺市場拡大をめざし、各種キャンペーンを展開。「マルちゃん焼そば」40周年記念企画や声優を起用したラーメン類のプロモーション、天候分析による冷し中華予報が話題を集め、市場活性化に寄与した。

  • 多機能糖質として食品業界に貢献、用途拡大に挑む

    株式会社林原
    (現ナガセヴィータ株式会社)

    94年に大量生産技術を開発し、95年に「トレハ」として低価格化に成功。多機能糖質として食品への活用が進み、商圏拡大にも寄与してきた。ラボ設置による商品・用途開発や一般消費者向けのPR活動で拡販をめざす。

  • 高級品だった海苔とたまごを家庭で手軽に

    丸美屋食品工業株式会社

    開発当時、高級品だった海苔とたまごを家庭で手軽に味わえるよう開発され、時代に合わせた改良を重ねてきた。記念商品を発売するだけでなく、テレビCMやキャンペーンを実施し、過去最高の売り上げを達成する見通し。