食品産業技術功労賞 受賞歴

資材・機器・システム部門

卓越した技術により、我が国食品産業の企業の設備近代化、省力化、環境保全、省エネルギー化に著しく貢献する技術
及び設備・機器を開発した企業、または個人、団体。(商品パッケージや紹介内容は原則、受賞当時のもの)

202454

PICK UP ディバイダースケール・ターミナル着脱型(DSC-TDP-4-DE) ツカサ工業株式会社

多品種計量可能な粉体自動小分け計量機のディバイダースケール・ターミナル着脱型は、2019年に発売した。食品製造現場では、多品種少量計量や自動化・効率化のニーズが以前にも増して高まり、食品業界や化学品業界で導入が進んでいる。
本機の特徴は、①1ユニットにつき4種の粉体計量が可能(ストッカ容量40ℓ・80ℓ、ブリッジ防止用アジテータ、排出スクリュー付)②計量範囲100g~10㎏、最小目盛1g③計量時間1㎏/20秒・計量誤差±2~5g/1原料(原料特性により異なる)――など。
あらかじめストッカへ原料を供給し、タッチパネル上でレシピ登録をしておけば、ボタン操作だけで複数原料の配合計量が可能となる。
レシピによって入れ替え可能なストッカ着脱型は、ストッカを増設することで原料の種類を増やすことができる。また、専用投入場所での原料供給、ストッカの清掃を可能とした。

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  • “炊飯を科学”する蒸気炊飯機
    「ライスフレンド スチームシャワー」

    株式会社AIHO

    業務用炊飯機器シェアNo.1の同社が発表した、蒸気の特性を生かしてコンベヤ上で炊飯する新機種。2種類の蒸気を使い分けることで、古米や砕米もふっくらおいしく炊飯する。

  • デジタル化を推進する「BtoBプラットフォーム 請求書」

    株式会社インフォマート

    多様な請求業務のデジタル化に対応可能な請求書クラウドサービス。請求業務の軽減とコスト削減に寄与する。利用企業数110万社を突破し、食品業界だけでなく、さまざまな業界や規模の企業に利用され、国内シェアNo.1。

  • 日本酒の繊細な風味を守る「風味をやさし~く守る垂壺」

    有限会社キクプランドゥー

    同製品は、日本酒の酸化を最小限に抑え、搾りたての風味や香りを保つ機器。2023年8月に発売され、2024年10月末までに50蔵に導入、中小の蔵元から大手まで採用が広がっている。

  • 揚げ時間を短縮する「オンデマンドフライヤー」

    タニコー株式会社

    同製品は、食材の中と外から加熱することで揚げ時間を最大3分の1に短縮し、冷凍食品も解凍せずに調理できる。コロナ禍を経て定着したテイクアウトや宅配需要の高まりに対して、提供スピードの短縮で価値向上に貢献。

  • 長年の知見による食品工場に最適化したコンカレントエンジニアリング

    中設エンジ株式会社

    「コンカレントエンジニアリング」は複数のプロセスを同時遂行する手法で、生産機器エンジニアと建築設計者、建築施工者らがプロジェクトメンバーとして基本計画から設計、施工、ライン構築まで複数のプロセスを並行して進める。

  • スライス肉を美しく鱗列排出する
    3Dパック定量スライサー「ゼウス」

    株式会社なんつね

    同機はスライスの厚みと重量を設定することによって、±5%の重量誤差で美しく鱗列排出するパック定量モードを搭載。スライス後にスライス品をすくって盛りつけるだけで完結する。2022年の発売後、国内・海外で導入が進む。

  • 冷凍の完全調理済食品を提供する「LEOC Ready-made」

    株式会社LEOC

    冷凍の完全調理済食品と、その運用方法のサポートが一体となったサービス。病院・高齢者施設などに向けて、朝2品、昼3品、夕3品を毎日届ける。栄養バランスを考えながら、手作り感のあるおいしい食事を実現。

202353

  • 機能拡充しソリューション提供、
    衛生管理のクラウドサービス「GRASP」

    サラヤ株式会社

    食品現場の衛生管理情報をWEB上で一元管理し、HACCP制度化に対応するとともに、省力化も実現するサービス。ハード(薬剤・機器)とソフト(衛生サポート)の両方から食品現場の衛生管理をサポートしている。

  • 形状や構造見直しユニット化、
    ディバイダースケール・ハイブリッド型(DSC-HV-200)

    ツカサ工業株式会社

    6工程の投入・集じん・ふるい分け・ストック・磁性異物除去・計量を一体化したハイブリット型、省スペースの自動計量機。機械化、システム化することでミスを防ぎ、生産性を向上させる。

202252

  • ワイン分注機「Vinoark(ヴィノアーク)」で販促支援

    エムケー精工株式会社

    ワインの酸化を防ぎながら、指定量を小分け注出できる分注機。手動でも使いやすく、海外展示会でのサンプリング用途など販促ツールとしても注目。ワイン文化の普及に貢献し、業務用販促支援として活用される。

  • ガラスのような透明感の食品容器「クリアエッジ®」シリーズ

    シーピー化成株式会社

    高透明A-PET蓋を採用し、ガラスのようなクリアな見た目を実現。補強リブを省いた構造で、盛り付けた料理の魅力を視覚的に訴求。特に刺身や寿司の容器で採用が進み、店頭での売上向上や食品ロス削減にも寄与する。

  • “ふんわりご飯”を自動盛付「Fuwarica」

    鈴茂器工株式会社

    ご飯を均一にふんわり盛付けできる自動盛付機「Fuwarica」。コンパクト設計で厨房スペースを取らず、分解洗浄も簡単。新型は操作性が高くナビ機能も搭載し、給食・外食現場の人手不足や盛付け品質の課題解決に貢献する。

  • 紙袋原料の開袋を自動化、パウオープナー分解洗浄型

    ツカサ工業株式会社

    粉体の自動投入装置を分解洗浄可能に改良。アレルゲン対応や異物混入防止の観点から評価され、最大毎時200袋の処理が可能。分解清掃の簡便さで複数品種の原料にも対応し、衛生性と作業効率を両立した。

  • しっとり生米粉を製粉「フェアリーパウダーミル」

    株式会社西村機械製作所

    少量多品種対応の小型製粉機。湿式でしっとり仕上がる米粉を製粉可能で、玄米・黒米にも対応。分解洗浄が容易で、地元産米の活用促進や米粉加工食品の開発支援にもつながり、道の駅やカフェなど地域施設にも拡大中。

  • 加圧蒸気×瞬時減圧の粉体殺菌装置「Sonic Stera(ソニックステラ)」

    株式会社フジワラテクノアート

    加圧蒸気と瞬時減圧を組み合わせた新技術で粉体の品質を損なわず殺菌が可能な装置「Sonic Stera」を開発。殺菌温度を抑えた処理で風味や栄養を保持しつつ、国際特許も取得。食品安全と製品価値の両立に貢献する。

202151

  • BtoBプラットフォームのフードソリューションで業務効率を改善

    株式会社インフォマート

    企業間の商取引を電子化して、従来の商取引を変革するサービス。「受発注」は日々の発注業務~請求確定まで一元管理が可能。「規格書」は流通する規格書・成分表示を統一化し、作成・更新・共有をWEB上で実施できる。

  • 栄養・給食管理ソフト「Mr.献ダテマン」、業務効率化に寄与

    株式会社カイテクノロジー

    栄養・給食管理ソフトで1982年に発売を開始した。画面の見やすさと分かりやすい操作性、最新基準への即時対応力などの強みを武器に、全国9000件超の給食施設に導入されている。2016年には、WEB版もリリースした。

  • コードレス床洗浄機「BR 30/4 C Bp」

    ケルヒャージャパン株式会社

    片手操作が可能なコードレス床洗浄機を開発。専用除菌剤との併用で高衛生基準を満たす洗浄力を実現。バッテリー共用でコスト面でも導入メリット。
    ⽚⼿で操作可能な最⼩・最軽量モデルの床洗浄機。階段での持ち運びもストレスなくできる。コンパクトでコードレスながら、コード付きと変わらない洗浄力がある。狭い場所でも短時間で効率の良い清掃が可能となった。

  • IoT活用を活用の「もろみ日誌」、品温を自動でモニタリング

    ラトックシステム株式会社

    「麹」「酒母」「もろみ」を造る酒造三工程で、品温を自動でモニタリングし、データを蓄積、帳簿の作成までを可能にしたシステム。省人化、酒質向上、技術継承にも資する同システムは、酒造現場の課題解決に貢献する。

202050

  • 「CP Bio」シリーズ、バイオ素材と独自技術で持続可能な容器を提案

    シーピー化成株式会社

    植物由来の原料を最大30%配合し、既存製品比で約20%のCO2を削減。耐熱・断熱性を持つ独自素材「BF」に、バイオマスポリエチレンをブレンドした新素材「バイオBF」を開発した。寿司・弁当容器などを展開する。

  • 鶏肉袋自動開封・脱水機「Air鶏(エアーケイ)」で省力化に貢献

    株式会社なんつね

    真空袋から鶏肉を取り出し、ドリップ除去までを自動化。毎時900袋の処理が可能で、省力化・衛生面の向上・異物混入リスク低減を実現。後工程とのライン化も可能で、流通のパックセンターや加工現場での導入が進む。

201949

  • 隠れカビも除去できるAI穀物選別機

    アクティブ販売株式会社

    目に見えない被害粒を除去する仕組みを開発し(特許取得済み)、これを従来型選別機に搭載した。200チャンネル(同時に200粒を処理できる)、毎時16トン能力。国内にとどまらず海外への出荷実績あり。

  • 強い嵌合力を特徴とした食品容器「強嵌合」

    シーピー化成株式会社

    外れにくく開けやすい機能を備えたプラスチック食品容器。売り場や輸送時に開蓋トラブルが起きにくい嵌合機能を最大の特徴とする。多種多様な製品をシリーズ展開している。

  • ユーザー目線のエンジニアリングサービスを提供

    中設エンジ株式会社

    食品の生産設備のノウハウに強みを持つ。建屋の建築も行えるので、総合的なエンジニアリングサービスをユーザー目線で提供することが可能だ。省力化・省人化の観点では、通常必要な人員を最大50%改善する。

201848

  • 穀粒判定器「RN-700」

    株式会社ケツト科学研究所

    コメの産地・品種・産年・等級を判断する農産物検査員の補助機器として、主に使用されている。最新の画像分析技術を導入しつつ、200万円以上だった穀粒判定機の大幅なコストダウンに成功し、ユーザーの裾野を拡大。

  • ユニバーサルデザインの「楽ポン」シリーズ

    シーピー化成株式会社

    片手で簡単に開けられる食品包装容器。視力や手指の力が衰えた人でも、安心して使うことができる。惣菜の盛り付け担当者に作業のしやすさをヒアリングし、売り場での開封体験を実施。約3年かけて製品化した。

  • ソフト制御による工場の生産自動化事業

    スキューズ株式会社

    弁当の蓋掛け作業を自動化できる「蓋掛装置」とコンベア搬送される商品を効率よく箱詰めできる「商品移載検品装置」を開発した。全ての装置をソフトで制御し、導入後も利用しやすい環境にカスタマイズ可能。

  • 無菌包装米飯製造システムを展開

    株式会社ソディック

    電子レンジや湯せんで温めるパックごはんの製造ライン。連続システムにより精米から出来上がりまでほとんど人手に触れず衛生的かつ生産効率が高い。45~60秒でコメを無菌化し、コメのうまみを引き出すことができる。

  • 3D定量スライサーの「リブラ」シリーズ

    株式会社なんつね

    設定するだけで食肉原料の定量スライスが簡単にできる。シリーズのラインアップを充実させ、チルド・冷凍肉、牛ステーキ、バラ・ロースなどの薄切りにも対応。独自の非接触の変位センサにより衛生的な計測が可能だ。

  • ヘルスケアフードファクトリー亀岡

    日清医療食品株式会社

    クックチル商品ブランド「モバイルプラス」の専門工場として、2017年12月に稼働した。大量・多品種の商品製造を自動化しており、禁止食対応を含め、一日あたり約70食種を製造する。最大製造食数は日産10万食。

201747

  • 電子レンジ加熱用パッケージ「せいろパック」

    株式会社彫刻プラスト

    独自技術によるレンジスルー機能付きパッケージ。積層フィルムの伸度差を利用し、電子レンジ加熱時にヒートシールエリア以外に蒸気孔を自動開孔させる。多様な包装形態に対応。既存の包装機をそのまま利用できる。

201646

  • 金属探知機に反応する「食品工場向け洗浄用ブラシ」

    株式会社太陽商会

    独自の新素材に特殊な製法で金属粉末を練り込んでおり、万一、使用中にブラシの毛が抜けたとしても金属探知機に反応する。「厚生労働省登録検査機関」による検査証明済で、安全・安心の要請にも応える。

  • 中小酒蔵の高質酒の生産とコスト削減に貢献

    株式会社富山鉄工所

    瓶燗入れを正確に行うことができるPHCB型バッチ式パストライザーを展開。製品をバッチ内に置き、カバーを閉じて起動ボタンを押すだけ。温度設定や散水時間を制御盤で自由に操作できるので、研究・試作用にも応用可能。

  • 食物アレルギー対応の「フレンズミール専用工場」稼働

    日東ベスト株式会社

    これまで卵や乳を使った商品を製造していたため、コンタミの恐れのある部分を全て洗浄して稼働。使用原材料、製造工場、最終製品の3つの生産管理と従業員教育を行い、高精度のアレルゲンレベルの数値目標を掲げる。

  • 酒蔵の弱い部分を補強する大きな戦力に

    株式会社フジワラテクノアート

    「吟醸蔵商品群」は吟醸造りに適した商品群の呼称で、全工程を自動化するフルラインアップだけでなく、各蔵の状況に応じたスポット導入を提案できる。主要7機器の納入台数は350台超、3工場にフルラインアップで納入している。

201545

  • 食品関係企業の商慣習に特化した基幹業務システム

    株式会社アイル

    導入実績約5000社の基幹業務システム「アラジンオフィス」で、食品関係企業の商慣習に特化したのが「同 for Foods」だ。食品総合商社や食品製造業、食肉業、水産業のほか、ワイン・酒類卸業など幅広い業態へ導入が進む。

  • 食品の調理販売向けに特化したユニット売店ハウス

    株式会社コスモ企画

    エアコンや5カ所のコンセント、ステンレス製の壁、壁面のガス・給排水用のスリーブなど充実した設備を標準装備したレンタルユニットハウス。施工時の廃材が出ないため、環境にやさしい。