全国各支店でメニューを開発、ご当地ペイザンヌサラダ/キユーピー【食品産業技術功労賞】

第53回食品産業技術功労賞 マーケティング部門
第53回食品産業技術功労賞 マーケティング部門

キユーピーは、地域食材を切り口としたマーケティング展開により、フランス伝統の田舎風サラダ「ペイザンヌサラダ」を「ペイザンヌサラダドレッシング」とともに日本国内で広くアピールし、サラダメニューの間口を広げた。

ご当地ペイザンヌサラダの取り組みでは、全国47都道府県すべてのご当地レシピを作成し、顧客参加型のキャンペーン施策などと合わせて高い関心を集めた。2023年3月に実施したご当地ペイザンヌサラダ総選挙は、6万7000票を超える投票を集めた。ご当地メニューは、地元をよく知る全国各地のキユーピー従業員が考案し、各地域で全農および自治体などと連携することで地域に根ざした動きになっている。

ペイザンヌサラダは、野菜に良質なタンパク源の卵を合わせた栄養バランスで健康ニーズに応えることに加え、野菜の生産農家が農業資材の高騰で厳しい状況にあるなか、地産地消による地域の活性化と地元野菜の消費後押しにも貢献している。

この「ご当地ペイザンヌサラダ」は、第53回 食品産業技術功労賞「マーケティング部門」を受賞した。

なお「食品産業技術功労賞」は、食品産業新聞社が1971年から実施する顕彰事業。食品産業の発展に著しく貢献した企業、または個人、団体を顕彰するもの。部門は、「商品・技術部門」「資材・機器・システム部門」「マーケティング部門」「サステナビリティ部門」「国際部門」「地域創生部門」の6つがある(2023年時点)。

「第53回 食品産業技術功労賞審査」の選考委員(敬称略)は、一般財団法人食品産業センター理事長 荒川隆、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門所長 髙橋清也、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所理事国立健康・栄養研究所所長 瀧本秀美、独立行政法人酒類総合研究所理事長 福田央、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)農林水産・食品部長 森下興、日本チェーンストア協会専務理事 牧野剛、食品産業新聞社代表取締役社長 馬上直樹。

〈食品産業新聞 2023年12月4日付より〉

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