〈聴覚プロモ、レシピ動画サービスの取り組み紹介〉
加藤産業グループは14~16日の3日間、神戸国際展示場で「流通を最適ソリューション」をテーマに、「2018春季/第120回総合展示会」を開催した。「売り場で魅せるココロの満足」をサブテーマに、消費者の心を満たし、購買行動につながる売り場提案を行った。また、同グループのミッションと長期ビジョンや、ロジスティクスの最新の取り組みなどを紹介した。

会場には499社(一般加工食品227、業務・冷凍・チルド・水産175、酒類97)が出展し、春夏新商品や重点商品をアピール。全国の主要得意先約5,500人を招待した。

記者会見で加藤和弥社長は「消費者はお金のある・なしではなく、買う理由があるものを買う。理由がなければ買わないが、すごく安ければ買う。価格対応に頼りすぎず、商品、売り場の価値を高めるお手伝いをするのが本来の仕事。今回は買う理由をプッシュすることに焦点を絞った」と狙いを語った。

サブテーマを提案に落とし込んだテーマコーナーは、“五感の刺激"と“ID-POS活用による顧客視点の売り場づくり(定番・販促・クロスMD)"の切り口で展開した。具体的には、音声コンテンツを活用し五感(聴覚)を刺激し買上点数アップにつなげる「聴覚プロモーション売り場(カレーフェア)」、メニューを考えるストレスの軽減・料理へのハードルを下げる人気レシピ動画「DELISH KITCHEN」の売り場(生鮮)での活用――など。

オリジナル品を提案する「Kanpy」コーナーは、ジャム、イタリアン、ラスクなどの「カテゴリー別提案」、フルーツパウチ、スープ、青汁の「大陳」、暑い夏に火を使わず作れる「西宮なでしこプロジェクト(開発商品のスプーンコロッケ・キッシュソースと生鮮連動)」、「Kurashiru」の各コーナーを展開した。

初展開の「Kurashiru」コーナーでは、今春新製品で導入率が高い「カンピーりんごジャム780g」を使ったレシピ「りんごジャムで作る 簡単ジューシーなスペアリブ」を作成し、無料レシピ動画サービス「Kurashiru」より配信。会場では、小売店のキッチンサポート・ステージといった料理スペースを想定した提案を行った。同レシピは、ジャム専用サイトのほか、3月からスタートしたインスタグラムでも紹介する。

〈シャリ代わりに豆腐を使った寿司など、低糖質メニューを提案/ケイ低温フーズ〉
ケイ低温フーズコーナーは、「新しい食のスタイル」をサブテーマにした業務用提案と、全国の市販用冷凍餃子の提案を行った。業務用のうち、惣菜企画コーナーで低糖質メニューを提案。

シャリの代わりに豆腐を使った寿司や、衣に粉豆腐を使った唐揚げなどを揃え、注目を集めた。その他の業務用コーナーでは、インスタ映えするピザなどのホットメニューや、色鮮やかな米飯メニュー、フォトジェニックなサラダ・サンドイッチなどの冷惣菜メニューを提案した。ロジスティクスコーナーでは、人員配置計画の最適化に向けて、モデル拠点でトライアル中のAI技術を用いた取り組みなどを紹介した。

なお、今期(18年9月期)の進捗状況は、第1四半期は増収増益となり、「第2四半期も計画をクリアできそう」(加藤社長)との見通しを示した。
〈冷食日報 2018年3月16日付より〉

【関連記事】
加藤産業・加藤和弥社長インタビュー 今期は増収増益、売上高1兆円へ
加藤産業70周年を祝う/加友会総会
ケイ低温フーズ・岡﨑忠勝社長インタビュー 日配好調でプラス推移 地域卸としての特徴出す
〈冷食卸売アンケート〉2017年度冷食売上高、6割が増収達成