南青山に米糠油専門店「0.6 RICE BRAN OIL」開店/神明きっちん

「0.6 RICE BRAN OIL」商品ラインアップ(左からフェイシャルオイル、ボティオイル、石鹸、オイルバター、リップクリーム)
神明(藤尾益雄社長)の子会社である神明きっちん(藤尾益人社長)は5月3日、東京・南青山に米糠油専門店「0.6 RICE BRAN OIL」をオープンした。

店名の「0.6」は、「新鮮な玄米から約0.6%しかとれない油であること」に由来している。「女性に愛され続けている玄米。そこにコメの消費拡大のヒントがあるのでは?」に着目し、「世の女性に最も興味を持ってもらえそうな栄養成分は、玄米の皮である糠層にある」と“分かった”ことが、米糠油開発のきっかけ。

ただし、原料の米糠には経時劣化が激しいという難点があったため、ノルマルヘキサンなどの薬品を使用せず、精米現場で新鮮なまま一滴ずつ、じっくり圧搾して油を搾り出すシステム「ナチュラル・プレス製法」を考案。

これにより「抗酸化作用により細胞の健康維持を保つビタミンEの40~50倍のパワーを持つトコトリエノール、美容効果が期待できるγ‐オリザノールなどの栄養を壊すことなく摂取できる“スーパーオイル”の開発に成功した」としている。

【米糠油専門店「0.6 RICE BRAN OIL」店舗概要】
▽所在地=東京都港区南青山3‐10‐40フィオラ南青山1F
▽営業時間=午前11時~午後7時(水曜定休)

〈食品産業新聞 2018年5月14日付より〉

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